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>> ファームやまねの面々 >> 親方ガチンコインタビュー
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発芽するまで約70〜80時間程を要するんだけど、その間はボイラーを炊いているので火事をおこさないよう、夜中も見回りするのが一苦労やね。。。。 ![]()
ケイ酸についての詳しいことはこちらをご覧ください。
そのケイ酸にも鉱物的なケイ酸と植物性のケイ酸があるんやけど、やはり稲には植物性のケイ酸をあたえることが大事なんや。それもできるだけ天然の自然のケイ酸をね。うちのようにたくさん米をつくっている農家はたくさんのモミガラや藁が出る。 モミガラ、稲藁にはおおくのケイ酸が含まれているので、しばらく寝かせてた間に自然と腐敗が始まり新しいケイ酸がどんどん生まれてくる。それに以外にもいろんな植物がケイ酸をもっているので、腐葉土にすることでケイ酸を含んだ堆肥をつくることができるんや。 もちろん植物以外からもケイ酸を供給することができる。例えば牛糞なんかそうやね。牛は藁が好物でしょ。そのケイ酸をたくさん含んだ藁をたくさん食べるので、当然牛糞にはケイ酸がたくさん含まれる。ケイ酸をたくさん含んだ牛糞は土にとって最高の天然肥料。だから酪農家さんと我々は切っても切れない関係で、それぞれの良い所を互いに供給しあっているんだ。 そしてケイ酸を土にいれることで害虫への抵抗性が高くなり、また収量や食味も向上する。土の状態が良ければ農薬も最小限に抑えることができる。あるいは農薬自体を使わなくても良い場合もある。 ![]()
トラクター、田植機、コンバインなどは国内最大級クラスの農機具を導入し効率化を計っているけど、土づくりについては、やはり時間がかかるわけで、その部分は消費者の方にもある程度ご理解していただきたいというのが正直なところ。我々生産者は安心で安全な食品を消費者の方にお届けするために、最大限の努力を毎日おこなっておりますのでそれなりの価値観がありますよ、というのを消費者の方にもインターネットを通じて知っていただきたいというのが願いです。
それからこの米原地方、特に山間地いうのは 水がとにかく美味しい。近隣の山から湧き出た冷たい水を豊富にあたえることで、より美味しいお米ができるんやけど、その分収穫量はあまりあがらんというのはあるのよね。一般的に平場では10アールあたり10俵(約600kg)ぐらいとれるけど、ここらでは7表(約420kg)ぐらいしかとれないんや。 ![]()
特に環境問題であり それからISOですか。ISOそのものが結局 もったいないという言葉なんや。先日、愛知の環境博の中で日本にはもったいないという言葉があると。これはISOの基本的な考えかたやいう言い方してはった。その通りや。日本の中にある もったいない もったいないという言葉はモノを大切にしよう、大事にしようという心であり、それこそが我々が大切にしたいものなんやね。
高齢になって体のあちこちが悪いといって病院通うのではなく、健康なときから正しい食事を身につける、医療費に払うのであれば少々コストがかかっても安全な食品をいただくことで健康を維持できるようになる。そういった考え方もできるんやとおもう。 ここ5年10年でそれら健康・食品の安全・安心への考え方が大きく変化すると思うし、根本ではそういう認識はもっているとおもうんだな。物が豊富にあるさかいに粗末にしたりするのではなく、自分なりにどうに役立てるか、どう使っていこかって考えていかんといかんよね。特に若い世代の人がきちんと勉強していかなならんとおもうんや。 店頭に並んだ精米したお米しか知らん若い人が多いとおもうから、インターネットを通じてお米が出来るまでの過程やわれわれ百姓の想い、またお米を通じて安全・安心とはどういうものなのかを、できる限り多くの人に知ってもらいたい、ただそれだけがファームやまねの願いやね。 |