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How rice is made
Step1
秋(収穫後)~春にかけて牛糞堆肥に籾殻を混ぜて発酵させたものを10aあたり約2t散布し、有機肥料にします。有機性物質を豊富に含む堆肥の中にはカブトムシの幼虫がたくさん生息している事もあり、それを目当てしたカラス達が、コチラも沢山群れてきます。さながらその様は、まるで「カラスのレストラン」です。
Step2
土を耕し土中に酸素を取り込みやすくする、そうすることで稲わら・稲株の腐食を促進させる、また堆肥や土壌改良剤などを土と混ぜ地力が上がるようにします。
Step3
自家採取した種籾をトウミ選別(風力による比重選別・塩水選別のように水に漬けないので余った籾は、そのまま食べられる)し実のしっかり詰まった籾を種籾として使います。
籾の表面には稲の病気の元となる細菌がついてるので薬を使い種子消毒する。そして温水に漬け催芽(発芽)させます。
Step4
育苗用の箱に土を入れ、肥料の溶け込んだ水を撒き種籾(1箱あたり200g)と箱施用剤(いもち病等の予防薬)を入れ薄く土をかぶせます。
Step5
種をまいた箱を棚の中に入れ棚ごと加温室に入れます。30度の温度で約3日間加温すると芽が出ます。それを苗代(育苗用に均した田んぼ)におろしハウスのミニチュア版のような物(トンネル)で保温します。
Step6
水を入れ土をこなし表面を水平にします。
この作業をしっかりしておかないと後の水管理・除草剤・肥料等の効果にバラツキがでて良い品質の米が作りにくくなります。
Step7
できる限り細植えし、太植え・密植による病気の発生を抑え、稲本来の分けつ能力にまかせます。
Step8
田んぼの中、畦の草管理(害虫の発生場所なくす)、稲の生育段階に見合った水管理を心がけ生育の妨げにならないようにします。
無人ヘリを使った一斉防除により、カメムシ、いもち病の発生を抑えることで、少ない農薬で最大の効果が得られるのです。